安全靴を履くと疲れる、という話をよく聞きます。確かに、昔のタイプの安全靴(JIS合格品のスタンダードタイプなど)は重たくて疲れました。これは、どうしてもガボガボしていて、なおかつ重たいので当たり前です。疲れる安全靴と疲れない安全靴をちょっと比較してみます。
疲れる安全靴 | 疲れない安全靴 |
●ガボガボする |
●ピッタリフィットする |
アシックスウィンジョブ
ウレタン2層底安全靴
とまぁ、こんな所でしょうかね。要するに、足と靴がピッタリとフィットしている方が疲れない、という事です。代表的なものがアシックスの安全スニーカーです。スポーツシューズがそうでしょ。足にピッタリフィットさせて、靴をはいてないような感覚にしています。
で、他のメーカーのスニーカータイプですが、アシックスまではいかないにしても、最近のは結構フィットします。ただ、先芯部分の違和感があるので、そのあたりでしょうね。ただ、仕事柄スタンダードな安全靴しか履けない職場の場合は仕方ありません。その中でも軽くてピッタリしているものを選ぶしかありません。
ポリウレタン2層底の、かかと部分にパットのある商品なら多少マシですが、ちょっと高くなります。履き始めは、特に感じないと思いますが、1日中履いてると、夕方に結構きますね。これが毎日蓄積していくと、疲れが抜けなくなります。健康は足元からですので、よく選びましょう。
膝と腰へくる負担は、安全靴のクッション性にあります。どうしても安全靴は、スニーカータイプも含めて、普通のスニーカーと比べて底が硬いです。硬いので走ったり、飛び降りたりで、そのクッションの役目を膝や腰で負担するので、毎日毎日の仕事がボディブローのようにきいてきます。
ですので、クッションの良い靴を選ぶ事が、膝や腰への負担を軽減させます。
そこで、最近はメーカーもわかってるので、ポリウレタン2層底というのが出てきました。今までのゴム底よりは、柔らかいので、また2層にする事でクッション性がよくなります。また、エアークッションタイプもあります。エアーについては言うまでもないと思いますが・・・
また、αーGEL(アシックス)がかかとに入ったタイプもいいでしょう。αーGELは、ちょっとしか入ってないのですが、長時間履いてると、それがまた効くんですね。足腰に疲れがくるのが遅いとわかります。
αーGELとは・・・
よく実験で目にするのが卵を落としても割れないという奴ですね。要するに衝撃をゆっくりと広げるんです。ジワ~っと。ドンッとこないので、それにより膝や腰への負担が軽減します。
これも職場の指定とかで選ぶ余地のない方は仕方ありませんが、かかと部分を押してみてクッション性が良く、なおかつフニャフニャじゃなくしっかりしているものを選びましょう。それから、安全靴用のインソールや、靴下も合わせると効果あります。ソルボインソール、エアー・アスリートインソール、安全靴用靴下
よく言われる事ですが、朝よりも夕方の方が足がむくんでいます。
これは、朝は寝起きで体中に血液が循環していますが、一日中立って仕事していると血液は下へ下へ行きます。身体が元気ならそれでも循環させますが、仕事で疲れてくると、その働きも弱くなり、疲れた血液が下にたまります。
で、結果として足がむくんでいる、という事になります。
ですので、靴を選ぶ時は夕方に買え、と言われます。
夕方にピッタリなら、一日中快適に履けますが、朝にピッタリのを買ってしまうと、夕方にむくんだ時に小さく感じて、ストレスがたまったり、余計足がむくんで疲れる、という事にもなりかねません。 だから夕方に靴を選んで買ってください。